もっと頑張るべきと言われて何をすればよいかわからない人が考えるべきこと
先日、ある政治家のインタビュー記事を読んだときに「日本の若者はもっと頑張らないといけない」という旨の記述を見て考えるところがありました。
確かに今の世の中の風潮として企業の長時間労働は厳しく取り締まられ、頑張らなくても幸せを感じる生き方が必死に頑張って大金を手に入れるよりも是とする流れになってきている気がします。
ただ、若者の中には何かを頑張りたいと思っている人だっているはずです。
そんな若者が実際に頑張ろうと思っても一つ壁があると考えています。
それは、「何を頑張ればいいかわからない」ということです。
例えばパート、アルバイトで生計を立てている人が仮に政治家のもっと頑張らないといけないという言葉を目にして「さぁ頑張ろう!」といってもパートやアルバイトを続ける限り、その意志が続くと思えないし、政治家の言う通り頑張ったのに給料は上がらず、派遣切りにあったとなれば昨今世間を騒がせる無敵の人になってしまう可能性があります。
この何を頑張ればいいかわからない人に対して、私自身も何かを手に入れたわけではないですが、頑張るベクトルとして個人的に一つ良いのではないかと思えるものがあります。
それはどうやって自分の金を増やすかということについて頑張るということです。
金を増やす事が目的となれば、アルバイト、パートだけでは労働時間を増やす以外に増えないです。
例えば、アルバイト以外にもYou Tubeで何か投稿するとか、何とか正社員でどこかに雇われるとか不労所得として積立投資を始めるなど方法は様々です。
中小企業で働く人ならどうやって大企業に入るかとか、これから伸びるけど人が足りていない業界、企業を調べてそこに入り、5年後に大金を手に入れるために努力するということもできます。
私自身生まれて物心がついたときにはすでに日本は不景気でした。
好景気だった時代を知らないですが、日本が没落したのは何をすればもっと金を稼げるかという視点が国全体で足りていなかったのではないかと思います。
製造業で働いた経験があり、今は銀行と近い距離で働いていますが、どちらも好景気の遺産のような業界です。
私が勤めていた製造業に関しては純粋なものづくりでは稼げず、質が低い割に価格が高いIT商材なんかを売っています。
銀行業も知り合いに聞いたところもはやそれって銀行なの?というような仕事をしていました。
逆にITに関して規制を強めることをやりすぎてアメリカや中国の会社に太刀打ちできないレベルで差をつけられています。
政治のミスはさておき、どうすれば金をもっと増やせるかを考えるメリットは他にもあります。
芸能人やアスリートで一つ気づいたのが、子供がいるアスリートはやけに子供の数が多いなということでした。
また、私の前職(平均年収700万円)の同僚もだいたい結婚したら子供を作っています。
ただ、複数はいなくてだいたい一人です。
年収だけが子供の数と相関があるとは思えませんが、おそらく世帯年収1,000万を超えると二人目も作るのかななんて思います。
日本の大きな課題として少子高齢化もあり、今の若者が金を増やして子供を作ればそれは将来的な国の反映にも繋がります。
もちろん、金を増やす方向に努力したけどうまくいかなくて結局貧乏な暮らしをするという人もいると思います。
そういう人に対してはしっかり社会的な保障を行うべきで、その源泉は各個人が収める税金ですからやはり個人個人が金をもっと増やす方向に努力する事が自分のそして誰かの幸せにつながると思います。