ギョグゼギボビビビ

頭の中で考えて行き先がないものを置いていくブログです

今の仕事は広さと深さで考えられる

一度転職し、しかも30歳を過ぎて異業種への転職を行ったので他の人よりも転職について考え方は身についていると思います。

最近、ふと気づいたことがありました。

それは自分のキャリアを考えた時に今やっている仕事は広さか深さのどちらかを獲得しているということです。

 

どういうことかというと、まず広さというのは業界や製品、サービスとなります。

まず、広さについて説明します。

私は電機メーカーからクラウドサービス業界への転職を行いました。

まだ成果らしい成果も出していない段階でビズリーチの職務経歴を更新したところクラウドサービスを扱う業界の企業からプラチナスカウトが来ました。

クラウドサービスと言っても名刺管理や電子契約、顧客情報管理などいろんなジャンルがあるので実質異業種なのではないかと思っていましたが、そうではないようです。

つまりクラウドサービスを扱った経験で他の企業からスカウトが来ているのです。

これは別にクラウドサービスだけでなくても該当すると思います。

広さというのはその業界の製品、サービスへの知識という言い換えができるかもしれません。

 

次に深さですが、これはどこの業界での仕事というよりも特定の業界や顧客への知識です。

例えば銀行向けの営業でいろんな商材を売っていたという経歴の人は特定の製品やサービスで他の会社に行くことは難しいかもしれませんが、銀行向けの営業をやっていたという経験を活かして他の会社の金融営業部門で採用される可能性があります。

私の経験上感じるのは大手企業ほどこういうキャリアを積むケースが多いと思います。

 

さて、広さと深さでここまで語りましたが、どちらを優先すればよいのかという話になります。

私が思うに広さを優先したほうが次の転職は楽になるというか選択肢が増えると思います。

前述したとおり特に実績がなくてもプラチナスカウトが来たように今求められているサービス形態を扱った経験というのは自分を救ってくれると感じました。(まだ2度めの転職を検討しているわけではありませんが)

深さについては先程銀行という例を挙げましたが、現在銀行業自体が落ちてきています。

メガバンクならまだしも地方銀行などはなかなか厳しい状況ですし、私が見てきた大手企業の金融営業や官公庁営業というのは製品知識をつけることがあまりありません。

同じ商材を同じ顧客に何度も売ることがないからです。

そうなるとなかなか自分がこれまでのキャリアでどんな経験、実績があるかというのを出すのが難しいかと思います。

前職で営業が頑張ったとされるのは大抵顧客の要求を実現するために社内で技術者と戦ったとか、障害対応頑張ったとかです。

もちろん大切な要素ではあると思いますが、それを自分のキャリアを構成する一つの要素として押し出すのはなかなか難しいと思います。

深さを優先するなら今いる業界や仕事内容に不満は無いけど給料を上げたいとか休みがもっとほしいみたいな転職理由になると思います。

 

現在転職を考えているわけではないですがこういったことをふと考えられるのは一度転職を経験したからだと感じています。

だから転職を検討している人は動いたほうが良いと個人的には思います。

また友人で一度目の転職に失敗したもののそこから誰もが知る外資系IT企業に転職し、充実したキャリアを形成している人もいます。

一度ですべて成功させようと思わずに動くというのが大切なんだろうと思います。