転職活動して気づいたこと
転職して2週間ほど経ちますがまだこの転職が成功したかはわかりません。
ただ、転職活動したことについてはやって良かったと思います。
というのも転職活動したことで世の中でどんな仕事が求めれているかということがわかったからです。
私が在籍していた日系大手メーカーでよく聞いた言葉が「〇〇さん(営業本部長)が気にしている」「社内で問題になっている」というものでした。
つまり社内報告だったり社内事務処理で労力を使っていたのです。
実際にたかだか1,000円程度のケーブルの発注を受けて手配する時に30分も1時間もかかっていました。
しかし、転職しようとした時に「社内の使いづらいシステムと向き合い時間をかけてでも手配を頑張りました。」というのは転職先からしたら一切意味のない経験、スキルなのです。
転職活動をしないとこの部分がわかりませんでした。
基本的に営業という仕事はどういう商材を扱ってどうやって売上をあげたか、そのために工夫したこと頑張ったことは何かというのが全てです。
第二新卒でなければ過去の自分の仕事しか自分を救ってくれません。
日系大手企業は社内で指示されたことをやってお金をもらっているという意識の人が多いです。
確かに日系大手企業は今日明日の戦いに命を懸けるという仕事は少ないと思います。
内部留保も多いですしね。
ただ、そんな人がどんどん歳をとると最終的にどこにも行けなくなります。
そうなると会社に人生を預けるしかないのです。
ただ、私は会社に人生を預ける生き方も自分で選択したのであれば別にいいと思っています。
残るか出るか自分で選択するために転職活動をすべきだと思います。
転職活動をしたからと言って転職しなければならない決まりはないです。
転職活動をした上で現職に残るのもその人の決断であり、留まるという行動だと思います。
最悪なのが何も行動せずに会社に残って会社の文句を言い歳をとって後悔することです。
そういう人は自分の人生に責任を持てていないと思います。
出るにしても残るにしても自分で決めることが大事です。
私の前職には転職を考えながらリスクに躊躇し転職に踏み切れない人が多いです。
それ自体は避難しません。私もずっとリスク回避的でしたし、そもそも転職したは良いもののまだ今の職場でやっていけるか答えは出ていませんので。
ただ、転職活動自体していない人が多いのは良くないです。
転職活動しないと転職市場がどのようなものか、世の中でビジネスパーソン、営業マンはどんな仕事を求められているのかという点が全くわかりません。
転職活動中から気づいていて転職してはっきり確信したのは前職の営業は世の中的には営業とは呼べないということでした。
別に楽というわけではなく、面倒でストレスも溜まるけど他の会社では全く評価されない仕事だったのです。
この年齢で転職できなかったら次はなかったのではないかと思っています。
もちろん前職に残って市場価値はないけど新卒で入った正社員特権で自分の人生を差し出して世の中的には良い身分を享受する選択肢もありました。
ただ、私はこの会社は間違いなく落ちると思ったし、落ちた時にどこにもいけなくなる危険があると思ったので出るという決断をしました。
転職活動をしたからこそ気づいた部分、やらないといけないこともわかってきました。
前職の同期に転職しなよとは言いませんが転職活動はしたほうが良いよとは言います。
その結果、やってみて目にしたことを踏まえて今の仕事、会社に残るのであれば良いと思いますが、動かなければ、決断しなければ、いつまで経っても前に進めないと思っています。
そして気づいたときには前にも後ろにも行けない状態になってしまうそれが一番怖いことだと思います。