人生で始めて戦争を身近に感じて思ったこと
最近は日頃の仕事の話が多かったですが、空いた時間で一番調べるのはやはりウクライナとロシアの戦争についてです。
私が生まれたのは1990年、物心ついたときにはもうドイツは一つだし、ソ連なんてありませんでした。
だから比較的平和な時代だったのではないかと思います。
認識している大きな戦争といえばアメリカとアフガニスタンやイラクの戦争でこれは普通に考えて日本に影響が無いであろうということは子供でも分かりました。
今回の戦争は中国の動向に影響を与える可能性もあるし、何より核兵器の使用とNATOの軍事介入による第三次世界大戦の幕開けとなりかねない雰囲気で本当になんとか平和的に終わって欲しいと思っています。
いや、率直に言えばウクライナ(西側諸国)に勝利してもらって変わらない日々が戻ってきてほしいと思っています。
ただ、その一方この緊張状態が長く続くことを覚悟しなければならない可能性もあると思っています。
これはコロナが蔓延し始めた時もそうでした。
2020年の春先から夏にかけて今さえ耐えればという論調が大きくなりました。
しかし、今でも街中はマスクを外して歩く人はいません。
過去の歴史を学ぶ時に我々は教科書を使います。
例えば太平洋戦争は日本が経験した最も過酷な戦争ですが、教科書でせいぜい10ページ程度で紹介されている程度です。
しかし、太平洋戦争は1941年12月から1945年8月まで続いています。
つまり約4年間も日本は戦争状態だったというわけです。
日中戦争から数えれば10年近くずっと戦争中だったのです。
文字にしてしまえば、あるいは645年の大化の改新から歴史を考えれば4年なんてほんの一瞬の出来事かもしれませんが、日常がずっと緊張状態でそれが4年続くと考えると本当にゾッとします。
何が言いたいかと言うとすぐに終わってほしいと考える時は今さえしのげばと考えがちですが、歴史から考えるとそんなに簡単に終わらないよということです。
今回、ロシアへの経済的な制裁はかなり強力なものとのことで、今後10年近くに渡ってロシア経済は崩壊するかもしれません。
おそらくプーチンは既に病気との噂もありますが、今回の戦争で彼の生死はともかく退陣することになると思います。
しかし、経済的に大きなダメージを受けたロシアでかつてのヒトラーのような政治家が台頭し、貧しくなったロシア人の不満をエネルギーに変えて、2030年代に世界大戦になる可能性だってありうると思っています。
正直、生まれてからここまで戦争を身近に感じたことはないし、かと言って明日の生活が脅かされているわけでもないので微妙な恐怖感を感じています。
それよりもTwitterではやばいやばいとツイートする知識人が多いのに対し、私の周りではウクライナのウの字も出てこないことが本当に怖いし、なんで気にならないかとイライラします。これが平和ボケというやつなのかとも思います。
とにかくこの戦争が早く終わって欲しい、平和的に解決してほしい。そレを願うばかりです。