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頭の中で考えて行き先がないものを置いていくブログです

嵐が売れた理由

嵐が年内で解散します。
ここ10年ほどは紅白の司会をメンバーが勤めることも多く、まさに国民的アイドルグループであったと言っていいでしょう。
SMAPが解散したのもあってここ数年は特にその傾向が強いと思います。

嵐は今でこそ国民的アイドルですが、個人的な印象は売れるまでに時間がかかったグループという印象です。
嵐のデビューは1999年でアイドルのMVとは到底思えない何かの罰ゲームのようなスケスケの衣装で踊る姿を覚えている人は多いと思います。

嵐の後輩で嵐よりも早くブレイクしたグループはあります。
例えばKATーTUN。
彼らはごくせん2に亀梨、赤西が出てブレイクしました。(ちなみにごくせん1の主演は松本潤です)

なぜ彼らが売れるのに時間がかかったかちょっと考えてみました。
嵐がアーティスト別トータルセールスでトップになったのは2009年が初めてで、ジャニーズの中でトップになったのはその前年(総合6位)です。
2007年はKATーTUNやKinKi Kidsが嵐よりも上位にいました。

感じるのは2000年代後半からだんだん社会情勢というかかっこいいとされる男の定義が変わってきた気がします。
2000年代前半から中盤あたりはどちらかと言えば悪そうなのがモテました。
当時のジャニーズもKATーTUNのRealfaceを見ると悪そうな感じが出ているし、前述したKATーTUNが売れるきっかけとなったごくせんも不良のドラマです。
松潤がごくせん1で主演ではあったが今みるとごくせん2の赤西の方がガチの不良少年感が出ている気がします。
もう少し遡れば2000年代初頭はTOKIOが不良が乱闘する伝説の番組(ガチンコ)の司会?を勤めており、本当に不良達と対峙していました。(番組の演出はやらせという噂もありますがあの出演者は本当にヤンキーだったはずです)
ガチンコの前に放送されていた学校へ行こうに出演していたV6も森田、三宅などヤンチャそうなキャラがおり、やはりこの時代はワルがモテた(イケメンに限る)のであろうと思います。

嵐のメンバーはワルそうな雰囲気を持った人がおらず、それが2009年までブレイクしなかった原因ではないかと思います。
だから嵐が売れた理由は社会のかっこいい像がワルから爽やかに方向転換したのが大体2009年頃で嵐がその時代に上手くフィットしたからではないかというのが私の仮説です。
一言で言えば良い時にいい場所にいたというだけになりますが、彼らの凄いところは1度火がついた人気を10年間絶やさなかったことであると思います。
スキャンダルもなければ何か炎上したことも無いです。
なぜそれができたかと言えば売れる前からそうやって振舞っていたからではないかと思います。
彼らのような立場はかなりプレッシャーも強かったはずです。
彼らの精神面での負担を考えれば今年の年末で解散するのはしょうがないことなのだろうと割り切った方がいいでしょう。

何かでブレイクするにはどこにいるかが重要であると感じる例です。
ただ、ブレイクした人気を維持するのは日頃の努力でそれは売れる前からやっている必要があります。
だから日々しっかり生きていこうと言う話でした。

おわり