ギョグゼギボビビビ

頭の中で考えて行き先がないものを置いていくブログです

未来の野球界を考える

日本プロ野球は世界で二番目のリーグである。

 

2019年のプレミア12、そして先日の東京オリンピックを共に優勝してそう感じる人は多いのではないでしょうか?

この2つの大会の共通点はアメリメジャーリーグの選手が出場していないという点です。

メジャーリーガーが参加しない大会で連続して優勝した日本プロ野球はメジャーを除けば世界最強のリーグであることを証明したと言っていいでしょう。

次回のパリオリンピックでは野球は開催されずWBCの次回開催も不透明な今、日本プロ野球界の次の目標は何になるのでしょうか?

 

私の思いとしてはもう一度アメリカに追いつけ追い越せをテーマに日本プロ野球に発展してもらいたい気持ちがあります。

日本人がメジャーリーグで野球をするようになって日本とアメリカの距離は縮まったという人が多いと思います。

確かに大谷がホームランダービートップに躍り出たり、昨年はダルビッシュ最多勝を受賞、サイヤング賞もあと一歩というところまで躍進しました。

縮まっていることは事実だと思います。

 

しかし、距離は縮まっているものの、メジャーと日本プロ野球の間にある壁は逆に高くなっているのではないかとも思います。

いや、正確には今まではっきり見えてなかった壁が日本人が海を渡った事によりはっきり見えてメジャーには敵わないという空気になっているといったほうがいいかもしれません。

 

私が認識しているところでは2006、2009年のWBC連覇後に日本プロ野球は世界最高だと言う人も多くなったように感じました。

さらに2015年、圧倒的な強さで日本一になったソフトバンクの孫オーナーはワールドシリーズ覇者のロイヤルズと真のワールドシリーズをやろうじゃないかと呼びかけていたことは憶えています。

おそらくその時を最後にメジャーリーグに勝つということを目標に掲げた人は見たことがありません。

今こそもう一度アメリカに追いつけ追い越せをやってもらいたいです。

 

そこでメジャーリーグに追いつき追い越したというのはどういうことか定義づけしたいと思います。

単にワールドシリーズ覇者に日本一のチームが勝つ、日米野球で日本が勝ち越すではダメです。

私が考える日本プロ野球メジャーリーグに追いついたあるいは追い越したと思える基準は以下のとおりです。

メジャーリーグで日本人がホームラン王、シルバースラッガー賞を取ること(2、3年に一度以上)

メジャーリーグで日本人がサイヤング賞を取ること(2、3年に一度以上)

日本シリーズワールドシリーズの勝者同士による最強決定シリーズが開催され、日本のチームが勝つこと

・日本プロ野球メジャーリーグの平均年俸が同額程度になること

 

このうち、一番上に関しては今年大谷が達成する可能性が高く、シルバースラッガー賞についてはイチローが三度受賞しています。

ただ、イチローの次は世代の異なる大谷ということになるとやはりまだ10年に一人ペースということになります。

上記の4つのなかでもっとも実現が難しいと考えられるのは年俸を同程度にすることでそもそも日本とアメリカの経済規模が異なるのに水準を上げるというのはとても大変だろうと思います。

正直どうすれば実現できるかは考えられていないのでただの希望にしかなっていません。

 

さて少し話題を変えますが、日本プロ野球の今後について最近話題になるのが12球団から4球団増やして16球団にするということです。

これについては一つ条件付きであれば賛成です。

それは外国人枠の撤廃です。

1球団70人と仮定すると4球団増やしたら単純計算で280人プロ野球選手が増えることになります。

昨年のドラフトで指名された選手が育成含めて123名です。

つまり4球団増やすとなると2年分のドラフトで指名される選手数と同規模の選手が増えることになります。

そうなるとこれまでプロ野球には引っかからなかった選手までもプロ野球選手になってしまい全体のレベル低下は否めないと思います。

そこで球団を増やしつつさらにレベルを上げるというところで外国人枠の撤廃が良いと考えています。

外国人枠を撤廃しても外国人を多数獲得するのはソフトバンク、巨人、楽天くらいではないでしょうか?

そして多数外国人を獲得したチームの構想から漏れた日本人選手は新規参入球団に入れば良いと思います。

 

次に追加する4球団をどこに置くかということについて考えたいと思います。

私は以下の条件を満たす場所が良いと考えております。

・もともと巨人ファンが多く、野球熱があるところ

・同じ地域でまだ球団がないところ

 

そうなると四国、北陸は入れていいと思います。

もう2球団ですが南九州と北関東(群馬、栃木、茨城あたり)が良いと考えています。

 

南九州についてはソフトバンクが強いと思っていましたが、知人に聞いた話だと天気予報は北九州と南九州で分かれているようで意外と別物と考えても良いのかもしれません。

北関東は少し悩みました。すでに首都圏は巨人、ヤクルト、横浜、西武、ロッテと5球団も存在しているのに入る余地があるのかというところです。

ただ、北海道、東北は日ハムと楽天が強く、たまに候補に上がる静岡は中日色が強いです。

京都、和歌山、奈良といった近畿地方はどうしても阪神が強いし、中国地方も広島が強いです。

野球の地域色がない場所で考えると北関東それも群馬、栃木、茨城あたりにならざるを得ないと考えています。

 

4球団増えたあと考えるのは監督人事です。

これは非常に難しいのですが、逆に新規参入球団だからこそ思い切った監督を起用できるのではないかと思います。

真っ先に頭に浮かんだのは新庄剛志です。

彼自身も監督業へのモチベーションもありそうですしどんな野球をやるのかいい意味で読めません。

 

 

また楽天が2005年の創立後10年経たずに日本一になれたのは野村、星野両監督の影響というのはかなり大きいと思います。

意外と語られませんが監督業も経験によって采配が磨かれるというところはあると思います。

典型的なのは原辰徳です。

彼は三度巨人の監督に就任していますがどんどん采配に関しては洗練されている印象です。

 

もし新規参入球団を早く強くしたいのであれば優勝したことのある監督経験者ということになります。

そうなると真っ先に期待されるのが落合博満です。

他にはその落合と過去に凌ぎを削った岡田彰布や落合と同級生の梨田昌孝、またかつて落合とホームラン王を争ったこともある秋山幸二といった面々が考えられます。

他には広島を三連覇に導いた緒方孝市も良いでしょう。

あるいは経験という点では少し特殊ですがオリンピックの優勝監督である稲葉篤紀でも面白いかもしれません。

 

次に4球団増えたところでリーグをどうするか考える必要があります。

セパそれぞれ2球団増やして8球団で140試合戦って優勝を争うのはナンセンスだと思います。

そのため球界を大きく再編しても面白いと思っていて、16球団になるので4地区にしてプレーオフを各地区の優勝チームによるトーナメントにすればCSに違和感を感じる人も納得するでしょう。

どう分けるかですがセパでそれぞれ東地区、西地区にすれば良いと思います。

その前に4つの新球団をセパどちらに分けるかですが同じ地域で同じリーグに属することは避けたいです。

例えば南九州の球団をパ・リーグにしてソフトバンクと九州対決とするのは避けたほうが良いと思います。つまりセ・リーグです。

四国の球団は広島のファン層と被る可能性があるのでパ・リーグにすべきです。

北陸、北関東は正直どちらでも良いのですが首都圏に巨人があるので北関東はパ・リーグ、残った北陸はセ・リーグに分けます。

 

そして以下の通りに分けられます。

セ・リーグ東地区はヤクルト、巨人、横浜、北陸

セ・リーグ西地区は中日、阪神、広島、南九州

パ・リーグ東地区は日ハム、楽天、北関東、ロッテ

パ・リーグ西地区は西武、オリックス、四国、ソフトバンク

西武が西地区というのは苦しいですが仕方がないです。

そしてこの4球団でリーグ戦を回すというよりセパ8球団で今と同じように試合を重ねて、5,6月には交流戦を行います。

交流戦は2試合をホームビジターで行い全部で32試合、リーグで各チームと14試合ずつ戦って112試合、交流戦と合計すると144試合になります。

 

プレーオフが難しくて両リーグの各地区勝率トップ4球団のトーナメントにすれば楽なのですが地区2位なのにもう片方の地区のトップチームよりも勝率が高いという現象が起きかねないです。

なのでそこは仕組み上工夫しないといけないところだと思います。

 

なんだかんだで私の妄想を書く記事になってしまいましたが日本プロ野球が更に発展拡大することを願ってやみません。