人生で最も充実した旅行から学んだことと考えたこと
私はそこまで旅行に行くタイプではないのですが、これまでで最高の旅行を一つ上げろと言われれば躊躇なく2019年末の和歌山への旅行を挙げます。
この旅行は一人で行きました。
簡単なスケジュールを紹介すると品川から新幹線に乗り、愛知で在来線に乗り換えて和歌山の太地という駅で降りました。
詳しい方はもうお分かりかもしれませんが、太地町というのはあの三冠王落合博満さんの記念館がある町です。
野球ファンの間では有名ですが年末年始は毎年落合博満さん本人が滞在していました。
さらに具体的に何日から何日までいるというのも息子の落合福嗣さんがTwitterで告知してくれています。
だから基本的に年末年始に記念館に行けばあの三冠王にして名監督である落合博満に会うことができるのです。
選んだ宿舎は太地町から2駅のところにある紀伊勝浦駅が最寄りのホテル浦島です。
このホテルを選んだのにも理由があります。
このホテルはかつて放送されていたある番組のロケ地として使われていました。
その番組は「仮面ライダー」です。
初代つまり藤岡弘、さんが主演を演じていたあの仮面ライダーです。
このホテルがロケ地に使われ、本郷猛の仲間が人質にされた際に浸かっていた洞窟の中にある温泉もそのまま残っています。
ホテル浦島に一泊して翌日まっすぐ帰ったわけですがこの旅行が自分の人生で一番充実した旅行だったと思っています。
なぜこの旅行が充実していたか考えてみたら訪れる先全てに行きたい理由がはっきりしていたからでしょう。
こんなことを考えたのは昨年末に彼女ととある温泉に行ったのですが、時間が経つにつれどんどん価値観の違いが顕わになってきて「ここに金使うの?」というような納得のいかないことが多くなり、帰るときには険悪なムードになったことが原因です。
今回自分の一番充実した旅行を振り返って考えてみると男女問わず人によって旅行の際に重視する内容が違うということです。
私の場合は行った先で何を見るか、経験するかということが一番大事なんだろうと思います。
また先に何を見たいかなどは決めておきたい、空いた時間で別のこともやるというような感じです。
私の彼女の場合、泊まる宿の部屋がおしゃれかどうか、料理が美味しいことが大事で何処に言って何を経験するかみたいなことは二の次です。
泊まる宿で贅沢をするタイプです。
宿重視と言っていいでしょう。
友達を考えてみると私と同じように行った先で経験することを重視する人がいます。
その友達は泊まるホテルがビジネスホテルでも何の問題もありません。
旅行先の経験重視と言っていいでしょう。
このタイプが私と最も旅行の相性がいいと思います。
他の友達では宿で恋バナをしようという友達がいます。(男です)
この場合、何処に行く、何処に泊まる全く関係ありません。
逆に誰と行くかが最も重要になってきます。
人タイプと言っていいと思います。
このタイプが異なると得てして旅行はうまくいかないと思います。
求めているものが違うからです。
ということで自分の充実した旅行を振り返って旅行にはどんなタイプの人があるのか考えてみました。
さらにもう一つこの旅行を振り返って感じた大事なことがあります。
私は落合博満さんの大ファンで年末年始に落合博満野球記念館に行きたい気持ちはずっとありました。
アクセスの悪さなどで行っていませんでしたが、2019年末によし行こうと決心して行きました。
そして本人と対面でき、色紙に直筆のサインをいただき、一緒に写真をとって握手できました。
本人を見た時足が震えたし、緊張しました。
いい思い出になりました。
2019年末を充実した気持ちで終えて2020年、コロナウイルスが蔓延しました。
落合博満野球記念館は改装中のようで昨年末も本人は記念館にいなかったようです。
さらに落合さん本人がコロナが流行してからほとんど外出していないと福嗣さんのTwitterで見かけました。
確かにコロナ前はちょくちょくテレビで見かけましたが、2020年は私が知る限り1度もテレビで見ませんでした。
コロナの終息は全く見通しが立たず、記念館に本人が来る、あるいは来たとしても何処から来たかわからない来場者と実際に会って握手などしてくれるかわかりません。
もし2019年に行ってなかったらいつ行けたかわからないということです。
その意味であそこで行っておいて本当に良かったと思っています。
色々やりたいことがあるけどやっていないという人は多いと思いますが、やりたいことはできるときにすぐやったほうがいいというのがこの旅行を通じて一番学んだことかもしれません。
先延ばしにしたときにどんな理由でできなくなるか人生一寸先は闇であると感じています。
だからやりたいことはすぐにやりましょう。
おわり