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頭の中で考えて行き先がないものを置いていくブログです

岡田彰布監督就任は成功するのか?

まだ2022年のNPBは終わっていませんが、段々と来年に向けた人事情報が流れています。

その中で阪神の来季の監督が岡田彰布氏になると言われています。

岡田監督が阪神の監督になって成功するのか、簡単に言えば優勝できるのかについて色々考えたので書こうと思いました。

 

岡田監督の前政権は成功と言って良いと思います。

育成とかドラフトとか色々言われていますが、何より優勝している実績が大きいです。

2005年以降優勝していないことを考えてもこの実績は大きいです。

 

今回も同じように優勝できるのかについては岡田監督がどこまで過去の成功を捨てることができるのかという一点に尽きると思います。

過去に複数の球団や同じ球団であっても何度か優勝できている監督の特徴として柔軟さがあると思います。

例えば梨田監督は近鉄と日ハムで優勝経験がありますが、2001年の近鉄と2009年の日本ハムは全く別のカラーの球団だったと言っていいでしょう。

他にも原監督は2019年に三度目の就任をした際、当時チーム一番の打者であった坂本を二番に据える起用を行いました。

二番に強打者を置くというのは日本ではここ5年以内に主流になった考え方だと思います。

あとは星野監督も加齢の影響もあるでしょうが、厳しいイメージは維持しつつもその時代に合わせたマネジメントをしていた印象です。

 

逆に一つの球団でうまく言った方法をほかで転用しようとして失敗したケースとして森祇晶氏の例があると思います。

西武の緻密な野球を横浜でもやろうとして完全に失敗しました。

自分の野球をそのままやらせようと思ったら、野村克也氏のように元が弱いチームでやるのが良いと思います。

なぜなら弱いから自分の意見や我を通しようがないからです。

森氏が横浜の監督になる3年前に横浜は日本一でしたし、当時の主力もまだ健在だったのでやろうとしても押し付ける形ではなかなか聞く耳を持ってもらえなかったのだろうと思います。

 

今回岡田監督が阪神の監督に就任すると言うので、私は阪神ファンではありませんが。どんな野球をするのか密かに楽しみにしています。

また、阪神が岡田監督を「いまさら」もう一度監督にしたというのはそれだけ勝ちたいという想いが強いからだと思うので、結果がどうなるかわからないですが、この人事は評価に値すると思います。

 

今の阪神は4年連続でAクラスと決して弱いチームではありません。

ただ、岡田氏に限らず阪神のOBが悪いところばかりぼやいているので選手からしたら溜まったものではないと思います。

もし岡田氏が選手の考えや性格を理解しようとせずに自分の考えを押し付けるような事があると一気にダメ虎になる危険もあると見ています。

前回の監督時は二軍監督を努めて一軍でもコーチをやったあとです。

だから今回以上に就任時に存在する選手の良し悪しを知った上での采配だったと思いますが、今回は評論家としてしか見ていないと思うので、そこだけが気になります。

 

いずれにしても彼の解説などを聞くとやはり優秀な監督だったんだなぁと感じるので期待はしたいと思います。