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ガリレオ最新作を見て連続する物語は期間が大事だと感じた話

作品の公開日にガリレオ最新作を映画館で見てきました。

galileo-movie3.jp

 

ガリレオはドラマ、映画は見ていますが、原作は読んだことがありません。

どうも原作は内海ではなく草薙が湯川のバディになっているようです。

 

今回映画を見て感じたのが、タイトルにもある期間が大事だなということです。

 

映画の感想としてはストーリーはとてもおもしろかったです。

ただ、ガリレオっぽさが薄いように思えました。

ドラマ版のガリレオはどの事件も犯人がわかっていて物理学でその犯行を暴いていくという構成です。

もともと映画版は数学者との頭脳戦など物理学を全面に出した事件というわけではない感じではありましたが、それにしても今回の作品は犯人が誰かという所に大きな焦点が当たっていたと思いました。

 

だから映画としては面白かったが、天才物理学者湯川というより名探偵湯川という印象が残る話でした。

まぁ私が知らない原作に忠実に作ったのかもしれませんが。

 

そしてここからがタイトルに関する説明ですが、今回、湯川、草薙、内海の三人が集結したのは9年ぶりと言われていました。

9年前は内海は1話を最後にアメリカ研修に出発、草薙の出番も最初のドラマシリーズに比べると少ないので9年ぶりというより2008年の『容疑者Xの献身』以来と言っていいと思います。

そうなると14年ぶりです。

14年も経っているのでそれぞれが仕事を重ねて組織内での立場も仕事のスキルも変わっています。

それ自体は自然なことなのですが、あまりにも期間が空きすぎてそこもガリレオっぽさが薄くなってしまっていると感じました。

特に内海刑事に関しては、2008年の頃は組織の下っ端という扱いでしたが、今回の作品ではベテラン刑事の風格、落ち着きをまとっていました。

当然その役を演じる柴咲コウ自身も歳を重ねてドラマ版や第一作目の映画のときのような若々しさよりも深みが出ています。

 

もちろん映画化する原作があってこそなので、無茶苦茶なことを言っている可能性がありますが、2015〜2018年ころに一本映画かスペシャルドラマをやっておけば、今回の映画での湯川、草薙、内海の立場や雰囲気ももっとすっと自分の中に落ちてきたのかもしれないなと思いました。

 

内容としては面白いのでガリレオが好きな人は見に行くことをおすすめします。