ギョグゼギボビビビ

頭の中で考えて行き先がないものを置いていくブログです

男女平等について語る回

オリンピック関係で森喜朗元首相の失言から日本の男女平等の世界的な遅れが叫ばれる昨今ですが、オリンピック関係は、オリンピック・パラリンピック組織委員会の会長が橋本聖子、オリンピック・パラリンピック担当大臣が丸山珠代、オリンピック・パラリンピック主催都市の知事が小池百合子とオリンピック関連のトップを女性で固める日本版男女平等で幕を閉じました。

 

この男女平等についてビジネスサイドでは役員の何割を女性にするという企業もあります。本当に男女平等であったら性別に関係なく誰でも偉くなれるのが普通で場合によっては役員がすべて女性ということまたはその逆もあるわけです。

 

ここで一つすべての女性に聞いて統計を出してみたいのですが、仮に実力が正しく評価される社会だった場合、あなたは出世を目指しますか?というものです。

 

なんでこんなことを言うかというと、Twitterなどで男女格差是正を希望する人達はよく見かけますがその人達はいずれも優秀です。

しかし、優秀でないと言うと語弊がありますが、企業で仕事してもほとんどの男と同様にそこまで出世できない人やそもそも出世を望まない人だっているわけで完全実力主義とした場合、その出世を望まない人やもっと言えば早く結婚して会社なんて辞めたいと思っている人には都合が悪いのではないかと思うのです。

 

私が大学に入る前に中学校の友達と遊ぶ機会がありました。

もう10年以上前です。

その時私は大学に入って遊ぶことしか考えていませんでした。

当然どんな仕事するとかどんな会社に入りたいなんて考えないし、まだ大学に入ってもいないのに卒業することなんて一切頭にありませんでした。

だから印象に残っているのかもしれませんが、一緒に遊んだ人の中に同級生の女の子がいました。

その娘が言っていたのは「大学(か短大どちらか)を卒業したら早く結婚して専業主婦になりたい」という内容でした。

 

さらに別の娘で成人式の時にも同様の考えを聞いたことがあります。

サンプルとしては少ないですが、社会に出て出世したいと考える人ってそんなに多くないと思っています。

今働いている会社でも女性社員で出世したいと言っている人は見たことないし、営業として優秀だと言われていた同期も無事事務職に落ち着きました。

別の例ではかつて新人の指導を担当したときには3年位営業やったら事務職に異動したいと入社後数ヶ月で言っていたこともあります。

 

最初に例に挙げた地元の中学の娘は今どうしているか知りません。

もしかしたら価値感の変化があって今は出世を目指してバリバリ働いているかもしれませんがその可能性は薄いと思います。

 

男女平等になって賃金も完全実力主義になった場合、私は世の中のホワイトカラーは女性のほうが多くなるのではないかと予想しています。

というのも新卒でもし実力で上から順に採用したら女ばかりになるという話を聞いたことがありますし、営業職だとしたら客に対する共感性というのは重要になってくると思いますが、それは男より女のほうが強いと思います。

そして逆に家事というのは体力を使うし、料理人や清掃業者が男ばかりなのを見ると実は家事は男のほうが向いているのではないかとも思います。

 

なんでお互い不向きなことを続けてきたかというと大昔の仕事は像を狩ったり、その後は農業と体力が必要な仕事が多かったことが理由だと思います。

女は働きたくても体力の面で男に比べて明らかに生産性が低かったのです。

だから家を守るという役割をすることになり、それが男女格差という形で今でも残ってしまっているのではないかと思います。

 

ただ、今の仕事は力関係も残っていいるものの多くはコミュニケーションの方が重要になります。

だから完全平等が実現し、女でも出世したほうが幸せという価値感が広まれば、男女で女のほうが稼ぎが多いから結婚したら女が働き、男は家を守るということが起きても何ら不思議ではありません。

そうなると大学に入る前から専業主夫を目指す男が出てきて家守り系男子なんて流行語が出てくるかもしれませんね。

そんな社会を大学卒業後にすぐ専業主婦になりたい人は望むのでしょうか?

 

しかし、もし男が家を守るということになると問題となりそうなのが子育てです。

子育ては女がやるものだと言うと今は間違いなく炎上しますが、上野動物園に行くと動物は本来メス(女)が子供を育てるんだなということをまざまざと見せつけられます。

パンダや像は母親と子供が同じスペースに入れられています。

父親はというと柵や壁で仕切られて一切子供と触れることはできないようになっていました。

NHKのドキュメンタリーでみた北極のクマの話でも男はやるだけやったら後は知らんぷりで母親が子熊を自立するまでいろんな危機から守りつつ育てていくのです。

 

人間だけ違うなんてことはないでしょうから、おそらく生物学的には子育ては母親のほうが向いているのではないかと思います。

というように男女平等が実現しなくて苦しい思い、悔しい思いをした人も多いと思いますが、実現した場合でも困る人、困ることがあるのではないかと感じました。

 

おわり