大企業病を感じた話
仕事で大企業で勤める中年の方とやり取りする機会が多少発生しています。
そのやり取りの中で大企業病を感じた話がありました。
大企業病というのは就職活動の時に大企業しか受けない人という意味で使われていましたが、当然同じ意味ではありません。
私は営業で数字の目標があるので、自分から何もしなくても注文したい連絡があったり、自分からアプローチしなくても商談の依頼が来るとありがたい気持ちしかありません。
冒頭の人はその人が所属する大企業グループの発注の取りまとめを行っている人なのですが、「複数のグループ会社が発注したいと言っている。これから注文の処理などで色々お手間をかけることになりすみません。」的なことを言われました。
正直この言葉を聞いた時にびっくりしました。
発注が増えることでその人の売上、評価にも多少はつながるはずだからです。
大企業病というのは仕事があることがマイナスで仕事が極力少なく、それでいて評価や給料は安定していことを望む状態だと感じました。
何を隠そう私も前職ではそんな考えがあったと思いますし、そういう人が多かったです。
これはもう先のない中年社員なら逃げ切ればいいのですが、若手や中堅と言ったまだ先がある人は罹ってはいけない病だと思います。
私も前職で大企業病に罹っていたことを考えると転職してよかったなと改めて感じます。
大企業でそういった人が発生する要因は私が考えたところだと発注処理を始めとする面倒な事務処理の多さです。
今の仕事で以前と比較し最もストレスのない部分はなんと言っても事務処理の少なさ、簡単さです。
事務処理だけで1日が終わるような職場にいると何が仕事かわからなくなってしまうし、仮に営業で提案依頼などあっても受注後に待っている事務処理のことを考えると受注したほうが面倒みたいな考えになることもあります。
大企業病に罹りそうだと感じている若手社員は早く転職をおすすめします。