伊豆高原に旅行して感じたこと
3連休ということで混んでいるのを覚悟しながら伊豆高原に旅行しました。
旅行先で過ごす中でどうしても気になったというかこれはどうなのかということがあったので、触れたいと思います。
食事であったり移動となると当然支払いのシーンが発生します。
普段支払い手段の優先順位としては①クレジットカード②Suica③現金の順番です。
コロナ禍もあってそこまでいろんな都道府県に行かなくなったこともあってか、現金を使うシーンが本当に減りました。
昨年ATMから下ろした現金の合計金額は65,000円でした。
ATMを利用した回数は僅か3回です。
それだけ現金決済と縁のない私ですが久しぶりに現金で決済を行いました。
現金決済しか受け付けない施設、交通機関が多かったのです。
はっきり言ってこれはとても利便性が低いです。
特にバスは降りる時に両替して払うという形になることが多く、それだけで時間を取ってしまいます。
よく電子決済サービスを導入すると手数料が取られるので導入したくないという店舗が多いみたいですが、観光地であり、昨今のコロナ禍の状況では東京や名古屋、大阪のような人口の多いエリアから観光に来ない限り売上を上げていくのは難しいと思います。
伊豆高原と近いエリアで熱海のように利便性が低くても人が集まる人気があれば良いですが、そうでないところは国内客にリピーターになってもらわない限り厳しいでしょう。
少なくとも利便性が低いことに加え、それが吹き飛ぶような他にはない心地よさがあったようには思えなかったのでおそらくリピートしないと思います。
あと、これは個人的な予測ですがあと10年したらもっと廃れると思います。
というのも前述した利便性の低さに加え、現地の方と思われる方はいずれも高齢の方でした。
バスに乗っている高齢者も多く見ましたが、後期高齢者と思われる人が多く今後住民は減っていくでしょう。
更にリピートするほどの何かがないとなれば、街全体の収入は間違いなく減ります。
実際に駅前には売りに出されている土地や別荘の広告がかなり多く並んでいました。
他の観光地、しかも同じように高齢者が多いような地域にも行ったことはありますが、駅前に不動産の物件の価格が並んでいるところは見たことがありません。
そもそもそんな物を駅前に並べたら観光客からしたらここは大したことない場所なのかなと期待値が下がってしまいます。
こういう利便性であったりの部分について感じるのは各店舗などで対応していくのは難しいのではないかということです。
鬼怒川温泉に行った時も思いましたが、旅館は並んで景色は良い、ただ、何か利便性がないというか過ごしにくいと感じました。
どこになにがあるかだけでなく、どう過ごしてもらうかそのためにはどんな設備投資が必要か?そういったことを街の観光組合みたいなものが考えれば日本の観光地はもっと良くなると感じました。