過去に戻りたいと思うことの危険性
今日は成人式のようですね。
成人式のときのことは覚えてはいるけど特に印象的なことはなかったのですが、日本の20歳というとまだ学生の方が多いと思います。
大学生ならあと2年、専門学生ならあと1年で社会人になると思います。
社会に出ると昔はよかったという人が多いです。
学生時代ではなくても新卒入社後の1ヶ月間の研修が会社人生で最も楽しかったという40歳過ぎの人事部の人もいました。
この話を聞いた時、私は新入社員研修前だったのですがこの会社大丈夫かなと思ったのを思い出します。
だって入社最初のイベントが最も楽しかったってことは入社1ヶ月後以降は研修以下でしかないということです。
過去に戻りたいと思う気持ちは誰でもあると思います。
私は学生時代に戻りたいとは思いませんが、実家で飼っていた犬に会えるのであれば過去に戻りたいという気持ちはあります。
まぁ過去に戻れなくても犬に会えれば何でもいいのですが。。
過去に戻りたい、もっと言えば学生に戻りたいと思うのは危険だと思っています。
社会人になりきれていないとかそういうわけではなく、未来に対して自分で何か働きかけて楽しくする、充実させるということを放棄しているからです。
大学生というのは確かに受験という戦いを勝った末の権利ですが、結局その自由はお上や両親によって与えられたものです。
社会人になったらたしかに大学生のように今日ダルいから授業欠席するとかバイトを無断でバックレるということはできなくなります。
それは学生の感覚で言えば不自由ということになるでしょう。
そしてバイトと正社員は違う、学生と会社員は違うと言っている社会人の大半はこの不自由さを逆手に取って学生にマウントを取ってきます。
学生はそんな言葉は無視していいです。
だって嫌でも実感するので。
逆に大切なのは社会人になったから人生のモラトリアムは終わったと思わずに、自分の人生をどう良くしていくかということを考え、実行していくことです。
そのためには別のところでも書いていますが自分を幸せにするのは何かということを考えるべきだし、すぐに分からなければ何度も考えるべきです。
例えば今上京して学生している人が実は地元の友だちと一緒にいるときが一番幸せなら地元で働く方法を探すべきだし、仕事で成り上がりたいなら少なくとも東京にはいたほうが良いでしょう。
私が今、過去にもっと言えば学生に戻りたいと思わないのは、学生時代が楽しくなかったからではなく、まだ満足していませんが自分の人生を自分で動かすことを意識して少しずつ行動できているということが大きいと思います。