日系大手企業からベンチャーに転職して日系大手企業と商談して感じたこと
12月ももう20日ですね。
と言っても早かったことは早かったのですが濃密だったのであっという間というわけでもありませんでした。
これまで商談に同席したり自分が提案したりしてきましたがその多くが中小企業で打ち合わせは多くが参加者3人以下でした。
そして今日私が喋るわけではなく提案の同行でしたが2000人規模の大企業との商談がありました。
商談を聞いていて非常に懐かしい感覚がありました。
日系大手企業特有の匂いがプンプン漂っていたからです。
それでは日系大手企業の打ち合わせ時の特徴を挙げていきます。
・取引先の前で自社の決め事の打ち合わせをする
・参加者がやけに多くその大半が喋らず、顔も出していない
・現場の責任者よりも担当者のほうがシステムに詳しい
もう参加していてノスタルジックなお笑いを見ているかのような感じでした。
会議は1時間の予定でしたが当然オーバーし、私はその時間ずっと苦笑していました。
私が在籍していた会社も前の会社に在籍していた時に担当していた取引先もこんな会社が多かったなと懐かしかったです。
特に取引先との打ち合わせのはずなのに自社内で全然物事が決められていなくて他社がいる会議の場で社内会議を始めるのは一つの様式美です。
しかも最終的にその会議で決まったのが社内でもっと協議します。というものでした。
この時間は何だったんだ。。w
ちなみに言っておくとこの打ち合わせは導入するか否かを検討する打ち合わせではありません。
すでに受注していてシステムの導入支援の打ち合わせです。
それなのに会議を取り仕切る責任者が一切使い方を理解しておらず、他の部門と連携し物事を決めることもしていませんでした。
いや、導入して大丈夫なのか??w
これ、他所の会社だし自分の案件じゃないから苦笑して終わりましたが、自分の案件だったら超イライラしそうです。
あと自分が前の会社を辞めた理由もこの打ち合わせでなんとなくわかりました。
こういうのに付き合うのが嫌だったんだということです。
あと、この打ち合わせもそうですし前の会社でもよくあったのがいろんな部門の人が出てきて好き勝手色々話しているけど責任をとろうとする部門がないことです。
リスク要因を並べることばかりでどう進めるかというところが深まりません。
ただ、ここまでだと取引先の大手企業の人間がすごい無能な感じがしますが、おそらく相手の会社にいいる人たちはそれなりの学歴を持っているはずです。
何が怖いかというと元々頭の良い人であったはずなのに環境に影響されていつの間にかポンコツになっているということです。
これは前の会社にも言えることだと思います。
同僚に20代中盤で失礼な言い方になりますがろくな大学を出ていない人もいます。
しかしやっている仕事の内容や責任は私が在籍していた大手企業の同世代よりも何倍も高いレベルのことをやっています。
多分仕事のレベルでは今の同僚のほうが勝っているでしょう。
人生って努力を辞めた人が脱落していくゲームだなと思ったことがありますが、そのとおりの部分もあれば敗者復活もありうるんだなと感じています。