横並びでしか生きられない人
11月末で転職することになり現在の職場で退職の挨拶、連絡をしたら「どこに行くのか」、「退職金はいくらか」みたいに色々聞き出そうとする人がいました。
だいたいそういうのは同期ですが、こういう人を見て思うのは「横並びでしか生きられないんだな」ということです。
私の在籍していた会社は典型的な日本の古い会社なので何年入社とか同期の繋がりとかを重視する風潮のある会社です。
今の会社をずっと続けようとは考えていないものの一人で転職する勇気もなく、誰かが辞めると転職についてざわつき情報を集めて動かない人がほとんどです。
別に転職した同期に話を聞きたい気持ちはわかりますが、転職をどう進めるかどう考えるかについてはいくらでも本は出版されているし、動画でも語られています。
それをせずに同期から話を聞いてどうしようか考えるなんて情報収集能力がないのかなと思います。
結局転職することが今の自分にとって良いか悪いかを判断する、自分で決めるのが怖いから動けないんだろうと思います。
自分の同期が転職して大丈夫そうだから転職する、大丈夫じゃなさそうだったら動かない、結局誰かと一緒じゃなければ行動しようとしません。
こういう横並びでしか生きられない人は自分で自分の人生を考えたことがなく、今までも親や先生の言うとおりに生きてきたと思います。
転職に関して言えば、今の会社で仕事を続けることで自分がどうなるか、あるいは何を目指すのか、今の会社がどうなるか自分で考えればどうすべきか結論は出るはずです。
結論が出れば自分が必要な知識や能力などある程度は方向性が見えるはず。
と、ここまで偉そうに書きましたが、私も新卒で入社し、会社の不満や文句を言い続けて8年半経ってようやく自分で自分の人生に責任を持つ結論を出した人間です。
特に入社1,2年目あたりは昼休みに同期で集まって会社や上司の悪口を言い合っていました。今となってはそれがあってストレス発散にもなったのですべてマイナスかと言われればそうではないですが、私も横並びの人間でした。
横並び思考から脱せたのは本を中心とした情報収集だと思います。
横並びで動かないのも良くないですが、一人で何も考えずに突っ走るのも危険です。
そうやって会社の名前に惹かれて転職して失敗した人間を何人も見ています。
なんかのスポーツで聞いたことがありますが「決断は慎重に大胆に」が大事です。
私はこれから次の職場での仕事で今回の転職という決断を成功にすべく努力する所存です。